トム・ヤム・クンを見た。
超映画批評『トム・ヤム・クン!』95点(100点満点中)
タイ映画。「マッハ!!!」「七人のマッハ!!!」に続いて作られた作品、な気がする。たぶん。GYAOでマッハ!!してたから、見たら良かったかな。


話は爽快単純。
主人公は単細胞。可愛がってた象を盗まれたから取り返しにオーストラリアへ行って敵をやっつける。以上。
ただ最後はちょっと予想外の終わり方だったかな。
まあシナリオなんて二の次、アクションシーンが凄い凄い。日本のチャンバラみたく敵を次々となぎ倒していくんだけども、その攻撃が寸止めじゃなくちゃんと当たってるわけで。主人公の身体能力も半端無くて池谷家系なんて軽く超越しててNINJA GAIDENリュウ・ハヤブサみたく壁蹴りながら通路を進んでいくのはある種の感動。タイ人なら激走トマランナーもジェットセットラジオもきっと映画化できるね。
また敵から情報を聞き出す場合、コメカミに銃をあてて吐かすのがアメ流。目突きの意思表示がタイ流。
素敵。大好き。
いやホント、戦闘シーンが凄い。敵も自分も手身近なモノを投げたりして戦い壊していくのが見ていてテンポ良くて気持ちイイ。ビンも椅子も机も壁もバイクもどんどん壊れていく。ただ川辺に建つコテージが全壊するのは少し違和感が。どうみても姉葉物件です。
まあ粗探しなんてみみっちいこと気にせず豪快なアクションと単純なストーリーを楽しむべき作品ということで。


たぶん初めてのタイ映画だと思うけども、かなり好み。おもしろいなぁタイ。
冒頭で映し出されるタイの風景がまた綺麗で、紫色の空と象の棲む森林を見てると、いつか一度タイに行きたくなりましたよ。


そんな映画でした。