ロング・グッドバイ

ロング・グッドバイ

元祖、ハードボイルド。らしい。
スワロウテイルは映画も小説も結構良かったし、林海象のあれこれも相当好みで、自身がハードボイルドを好んでるのは分かってたけれど、やっぱり好み。
なによりストーリーが面白いな。ミステリーの部分も洒落たジョークも気取ったセリフも凄い良い。
読む前から知ってたあの名セリフ「さよならをいう事は少しの間死ぬ事だ」も格好良く出てきてニンマリしてた。
にしても、洋書読んでる感が殆ど無かった。気取った文と村上春樹の相性がよかったというか、もともと性分が合ってたな。あとがきで書いてある通り、洋書の読みにくさは単に翻訳したのが相当前で今の日本語とはズレが出来ている、ってのも頷けた。

でも長い。久々に長い本読んだ。
計600p弱。二週間借りれるから一日50pペースで読めば間に合う、と考えてた。
三日で終わった。