映画も色々と。

クラッシュ [DVD]

クラッシュ [DVD]

少し前にWOWOWで。


かなりの力作。面白っと声を上げれるような映画ではないけれど。
人種差別がテーマ。人種のるつぼ、と表されるアメリカだからこその問題、だけど日本は対岸の事と言えはしない、ような。
例えば、黒人に対して差別をする警官がいる。劇中でその警官は病気の父親を助ける為、奮闘する。その過程で黒人の医者に暴言を吐く。同様に、(チャドルを着るような)イスラム系の人は白人からサービスを受ける中で、差別をされているのではないかと思い始める。それに関連して一家の宝物を壊された主は、その差別を受けた(と思い込んでる)人へ、復讐を行う。
といった悪いが良い面もある人々の四人に焦点を当て、複雑に絡み合うシナリオになっている。
後味が良いような映画ではないけど、悪くは決してない。


いいねいいねー。こちらもWOWOW
こちらは、停電になった東京の夜に四、五組の男女へ起こる奇蹟。のハートフル・ラブストーリー。
全編が光の消えた夜を舞台になっていて、鮮やかな絵は最後まで出てこないけれども、殆どのシーンは月明かり星だったりロウソクの火が照明で、落ち着いた絵になっていて大好き。また音楽も派手過ぎず地味すぎず洒落すぎず、でイイ。盛り上がるシーンで阿呆みたくドラマチックなメロディのストリングスが流れないのがイイ。菊地成孔が手がけているみたい。流石。
役者陣に関しては、全体的に光が少なく暗いのが良い方向に回ってた。映画シン・シティは全編モノクロ映像になっていたが、個人的にはモノクロになると途端に役者が美化される。例えば、ブルース・ウィリスはまあ元が既にサイコーに格好良いが、ジェシカ・アルバなんてこういう顔した女優さんなんだけどもモノクロになると、数百倍可愛くて、格好良い。濱マイクの第一作”我が人生最悪の時”でも同様な事を感じたなー。この映画でも、田口トモロヲなんて正直村上春樹な顔してるのに、劇中では異様に格好良い、と感じた。自分だけかも。
と、派手すぎずハッピーエンドな映画なので、何を見ようと思っている人が居たのなら気軽にオススメできる作品、でした。

ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]

ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]

ひっさしぶりに見た。DVDを買ってたけど誰も一度も見てなかった為、でもある。
何回も見たはずなんだけど、最後のカリオストロ国に眠る秘宝ってのは何度見ても忘れて、何度も見て思い出す。